
先日、山陰観光の際に、特急「スーパーおき」と「スーパーまつかぜ」に乗車してきました。
日本海沿いの山陰本線を駆け抜ける特急列車ですが「スーパーおき」と「スーパーまつかぜ」の違いや指定席の必要性など、気になるポイントも多いと思います。
この記事では、実際に乗車した筆者が、それぞれの特急の違いなどの概要から車内設備、景色を楽しめるおすすめの座席、お得に乗車する方法まで詳しく解説していきます!
この記事でわかること
- 停車駅や運行区間、所要時間、使用車両
- 特急「スーパーおき」と「スーパーまつかぜ」の違い
- トイレ・コンセント・Wi-Fiなどの車内設備
- 自由席の混雑状況
- おすすめの座席
- きっぷの料金とお得に買う方法
特急「スーパーおき」「スーパーまつかぜ」とは?

山陰地方の日本海沿いを駆け抜ける、JR西日本の山陰特急「スーパーおき」と「スーパーまつかぜ」。
かつての国鉄時代から山陰本線の輸送を支えてきた名門特急「おき」「まつかぜ」の歴史と伝統を受け継ぎ、2001年に現在の振り子式気動車(キハ187系)が投入されたことで、現在の「スーパー」を冠する名称へと生まれ変わりました。
また、山陰本線内で完結する希少な特急列車となっており、「おき」は山口県内を走る唯一の在来線特急です。
「おき」と「まつかぜ」の違い
結論から言うと、2つの列車の最大の違いは(運行区間)です。
どちらも同じ車両を使用しており、車内設備や乗り心地に違いはありません。
山陰本線を通って新山口駅まで抜けるのが「スーパーおき」、山陰本線内(鳥取〜益田)のみを走るのが「スーパーまつかぜ」と覚えておけば間違いありません。
停車駅・運行区間
それぞれの運行区間と主な停車駅は以下の通りです。
左 : 「おき」の運行区間 右 : 「まつかぜ」の運行区間
引用 : JR西日本
| 特急「スーパーおき」 | 運行区間 | 鳥取・米子〜新山口 |
|---|---|---|
| 停車駅 | 鳥取、倉吉、米子、松江、出雲市、浜田、益田、津和野、山口、新山口など | |
| 特急「スーパーまつかぜ」 | 運行区間 | 鳥取〜米子・益田 |
| 停車駅 | 鳥取、倉吉、米子、松江、出雲市、大田市、江津、浜田、益田など |
※ この表はスクロールできます。
所要時間・本数
「スーパーおき」は1日3往復(1号〜6号)の運行で、鳥取〜新山口間を乗り通すと約5時間〜5時間半かかり、日本一所要時間が長い気動車特急かつ本州内で最長の在来線特急です。
一方「スーパーまつかぜ」は1日7往復(1号〜14号)と本数が多く、鳥取〜益田間を約3時間で結びます。
どちらも本数が限られているため事前に時刻表を確認しておきましょう。
使用車両
両列車ともに、鮮やかな黄色と青のラインが特徴的な(キハ187系)気動車が使用されています。
カーブの多い山陰本線を高速で駆け抜けるための振り子式の車両が採用されています。
基本は2両編成での運行で、指定席は1号車のみ、あとはすべて自由席という構成になっています。
引用 : JR西日本
引用 : JR西日本
※ 特急「スーパーまつかぜ」2号のみ基本4両編成で運行されます。
なお、お盆や連休などの多客時には増結が行われ、特急「スーパーおき」は3〜4両、特急「スーパーまつかぜ」は3〜5両編成で運行されることもあります。
実際にGW中は1,2号車が指定席、3号車が自由席での運行でした。
車内の内装と設備
続いて、実際に筆者が乗車した「スーパーおき」キハ187系を紹介していきます。
座席配置

車内はグリーン車がなく、すべて普通車の2列+2列の4列シート配置となっています。
また、1号車のD-14,15には車イス用のスペースが確保されており、1列+2列の座席配置となっています。
足元は広々としており、長時間の乗車でも窮屈さを感じることはありませんでした。
座席
今回筆者は1人がけの座席に座りました。
投入から30年近く経過していることもあり、少し古さを感じます。

座席にはリクライニング機能と、お弁当やパソコンを置くのに便利な背面テーブルが備わっています。

ただし、山陰本線は揺れの多い区間が多いので、お弁当を食べるのは難しいかもしれません。
コンセント・Wi-Fi
特急「スーパーおき」および「スーパーまつかぜ」の車内にはコンセント及びWi-Fiは設置されていません。
山陰本線を長く乗り通す場合、必ずモバイルバッテリーを持参するようにしましょう!
また、トンネルや山間部を走る区間では電波が途切れることも多いです。
トイレ
トイレは1号車のデッキ部分に設置されています。

洋式で車椅子にも対応した大型のトイレとなっており、清潔に保たれているため安心して利用できます。
ただし、基本の2両編成では車内に1箇所しかないため、タイミングによっては混み合うことがあります。
フリースペース
こちらは元喫煙スペースを改装したフリースペース。

JR西日本のパンフレット置き場となってしまっています。
また、デッキ内にはゴミ箱も設置されていました。
自由席の混雑状況は?座れる?
特急「スーパーおき」と「スーパーまつかぜ」は、基本2両編成のうち1号車が指定席、2号車が自由席となっています。
結論から言うと、平日の日中や通常の週末であれば、自由席でも余裕で座れることがほとんどです。
しかし、GW(ゴールデンウィーク)やお盆、年末年始といった連休・ハイシーズンは指定席が満席となり、もちろん自由席も座れない可能性が高くなります!
特急「スーパーおき」の場合、鳥取から新山口まで乗り通すと最長で約5時間半もかかります。
そのため、繁忙期に乗車される場合は事前に指定席を購入しておくのがおすすめです!
おすすめの座席
続いて、特急「スーパーおき」や「スーパーまつかぜ」のおすすめの座席を解説!
窓枠のない偶数番
特急「スーパーおき」「スーパーまつかぜ」に使用されている車両(キハ187系)は、窓が非常に大きく作られているのが特徴です。
そのため、1号車の場合は偶数番の座席がおすすめです。
ただし、一部の編成では異なるので注意が必要です。
景色を楽しめる海側
山陰本線最大の魅力である「日本海」の絶景が見える海側の座席は、列車の進行方向によって変わります。
| 列車の方向 | 日本海が見える座席 |
|---|---|
| 下り (鳥取・米子から出雲市・益田・新山口方面) |
進行方向右側の座席 (D席側) |
| 上り (新山口・益田・出雲市から米子・鳥取方面) |
進行方向左側の座席 (A席側) |
特に、出雲市から浜田・益田にかけての海岸線スレスレを走る区間は、日本海を一望することができます!
全面展望を楽しめる座席
1号車先頭の1-C,D席のみ、全面展望を楽しむことが可能です。
引用 : Visitor D-BLUE
反対の1-A,Bは正面が壁になっており、全面展望を楽しむことができないため注意が必要です。
なお、1-A,Bは調整用の座席となっていて購入できないことが多いようです。
きっぷの購入方法と料金
特急「スーパーおき」・「スーパーまつかぜ」のきっぷは、乗車券と自由席特急券(または指定席特急券)の2つに分かれています。
一部区間では乗車券の代わりにICOCAなどの交通系ICカードの利用も可能です。
特急券はJRの駅にある「みどりの窓口」や「みどりの券売機」、そしてJR西日本のインターネット予約サイト「e5489」で購入することができます。
料金は乗車する距離によって異なるため、ご利用になる区間でお調べください。
お得に買うならe5489×J-WESTカード!

JR西日本の特急列車に乗車する際におすすめなのが、ネット予約「e5489」とJ-WESTカードを組み合わせることです。
e5489では、チケットレス特急券を利用することで通常より安い値段で特急券を購入することができます。
さらに、JR西日本が発行するJ-WESTカードを持っていれば最大5.5%のポイント還元だけでなく、会員専用のJ-WESTチケットレス特急券も利用できるようになり、より安く購入することも可能です。
また、スマホやパソコンからいつでも予約ができ、当日は窓口や券売機の列に並ぶ必要もありません。
長距離なら株主優待の活用も!
鳥取から新山口まで乗り通したり、新幹線を乗り継ぐような長距離移動の場合はJR西日本の株主優待鉄道割引券の活用もおすすめです。
引用 : JR西日本
この優待券を使うと、片道の運賃と指定席特急料金が半額になります。
金券ショップやYahoo!ショッピングなどで1枚4,000円〜5,000円前後で購入できるため、優待券を購入した方がトータルでかなりお得になる場合もあります。
さいごに
今回は、山陰地方の特急「スーパーおき」と「スーパーまつかぜ」についてでした。
どちらも同じ車両(キハ187系)が使われており、車内設備に違いはありませんが、コンセントやWi-Fiがない点に注意が必要です。
また、基本は2両編成と短く、繁忙期は自由席が混雑しやすいため、長時間の移動で立ちっぱなしを避けるために指定席がおすすめです。
ぜひe5489やJ-WESTカードを活用して、お得に特急券を手に入れてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。





