
大阪・京都から北陸・福井方面への旅行や出張に欠かせないJR西日本の特急「サンダーバード」。
しかし、北陸新幹線の敦賀延伸に伴い、現在は「自由席が完全廃止」となり、敦賀駅での「乗り換え」が必須になるなど、これまでの乗り方から大きくルールが変わっています。
また、コンセントやWi-Fiなどの車内設備やおすすめの座席など、気になっている方も多いと思います。
この記事では、実際にサンダーバードへ何度も乗車している筆者が、最新のサンダーバードの概要から車内設備、景色を楽しめるおすすめの座席、お得に乗車する方法まで写真付きで詳しく解説していきます!
この記事でわかること
- 停車駅や運行区間、所要時間、使用車両
- 全車指定席化や乗り換え時の注意点
- トイレ・コンセント・Wi-Fiなどの車内設備
- おすすめの座席
- きっぷの料金とお得に買う方法
特急「サンダーバード」とは?
引用 : JR西日本
特急「サンダーバード」は、JR西日本が運行する関西(大阪)と北陸エリア(敦賀)を結ぶ特急列車です。
以前は富山や金沢、和倉温泉まで運行していましたが、2024年3月16日の北陸新幹線敦賀延伸に伴い、現在はすべての列車が「大阪駅〜敦賀駅」間での運行に短縮されています。

停車駅・運行区間
現在の運行区間は「大阪駅〜敦賀駅」です。
引用 :JR西日本
全列車が停車する基本駅は、大阪・新大阪・京都・敦賀で、一部の列車のみ高槻・堅田・近江今津に停車します。
敦賀駅より先の北陸方面(福井・金沢・富山)へ向かう場合は、終点の敦賀駅で直近に接続する北陸新幹線(かがやきやつるぎ等)へ乗り換えることになります。
所要時間・本数
大阪駅から敦賀駅までの所要時間は、約1時間20分〜30分です。
運行本数は1日に25往復で、朝から夜までおおむね30分〜1時間間隔で運行されているため、スケジュールに合わせて柔軟に利用できます。
使用車両
主に「681系」または「683系(0番台・4000番台)」という車両が使用されています。

特急はるかやくろしお、しらさぎでも同じタイプの車両が使用されています。
基本は9両編成(1号車がグリーン車、2〜9号車が普通車)での運行ですが、多客期には3両増結されて12両編成になることもあります。
車内の内装と設備
今回は筆者が実際に乗車した「681系」の普通車を紹介していきます。
使用する車両(681系か683系か)によって座席の色などは変わりますが設備は基本的に同じです。
また、グリーン車の座席や設備をご覧になりたい方はこちらの記事をご確認ください。
座席配置
普通車は、通路を挟んで「2列+2列」の4列シート配置です。
よくあるJRの特急の雰囲気です。

また、3号車には特急列車としては珍しい「女性専用席」が設定されており、女性や小学生以下の男児も利用することができます。
女性専用席にはブランケットも完備されているようです。
座席
座席上には荷物棚があり小型のキャリーケースであれば収納が可能です。
また、頭上には普通席としては珍しい読書灯も用意されています。(今回撮影した車両にはありませんでした)

一般的な新幹線の普通車と同等の広さがあり、足元にはしっかりと足を伸ばせるゆとりがあります。
また、リクライニングは肘掛けにあるボタンを押して使うタイプで、かなり倒すことが可能です。
テーブル
座席背面には大きめのテーブルが備わっているため、駅弁を食べたりパソコン作業をするのにも非常に便利です。

また、背面テーブル以外にも肘掛け内に小さなテーブルがあります。


重なってはしまいますが同時の使用も可能です!
コンセント
コンセントは車両によって異なります。
基本的には、普通車のコンセントは「各車両の最前列・最後列の座席(壁際)」にしか設置されていません。
しかし、実際に筆者が乗車した車両には足元にコンセントが用意されていたこともあったため、車両にあっては用意されていることもあるようです。
スマホやPCを絶対に充電したい場合は、モバイルバッテリーの持参がおすすめです。
Wi-Fi
特急サンダーバードは全車両でフリーWi-Fiが完備されています。
接続数や走行している区間によって通信速度が大きく変わり安定しているわけではので注意が必要です!
トイレ
車内には男女兼用の洋式トイレに加えて、男性用小便器や女性専用トイレや多目的トイレ(おむつ交換台付き)も完備されています。


なお、車両によって温水便座やウォシュレットの有無は異なります。
荷物置き場
普通車の最前列、最後列には、大きなスーツケースを置ける「荷物置き場」が設置されています。
もし荷物置き場がいっぱいの場合でも、「最後列の座席」を指定すれば、座席と壁の隙間にスーツケースを収納することができます。
通話スペース・多目的室
列車内には元喫煙室を改装した通話スペースや体調不良の方などが利用するための多目的室も用意されています。
自由席はある?
結論から言うと、特急サンダーバードに自由席はありません。
以前は自由席車両が設定されていましたが、2024年3月16日の北陸新幹線敦賀延伸に伴うダイヤ改正により、定期列車での自由席の設定は完全に廃止され、現在は「全車指定席」へ変更されています。
おすすめの座席は?
続いて、サンダーバードのおすすめの座席を解説していきます!
景色が楽しめる座席
車窓からの景色を楽しみたいなら、琵琶湖側の「A席」が圧倒的におすすめです。
サンダーバードは湖西線を経由するため、A席側からは美しい琵琶湖の景色を堪能できます。
| 列車の進行方向 | 琵琶湖が見える座席 |
|---|---|
|
下り 大阪発・敦賀行き |
進行方向右側の座席 (A席) |
|
上り 敦賀発・大阪行き |
進行方向左側の座席 (A席) |
反対のD席側は山が近いため、景色はあまり楽しめません。
そして、こちらは他の特急列車にも共通しますが、2列の座席で1つの大きな窓を共有する仕組みになっています。
そのため、窓枠を回避したい場合は2列ずつ数えて「後ろ側」にあたる座席を指定するのが圧倒的におすすめです。
最後尾の座席
リクライニングをフルで倒したり、キャリーケースなどの大きな荷物を持って行く方には、各車両の「最後尾の座席」が圧倒的におすすめです。
後ろに人がいないため、気兼ねなくシートをフルでリクライニングできます。
さらに、座席と壁の間にできる隙間に荷物を収納できるため、荷物置き場を機にする必要がありません。
酔いにくい座席
特急列車特有の揺れで酔いやすい方は、各車両の「中央付近の座席(7〜8番前後)」を選びましょう。
車輪の上にあたる車両の両端はどうしても縦揺れが大きくなるため、中央の座席を指定するのがおすすめです。
敦賀乗り換えに近い号車
こちらは敦賀から北陸新幹線に乗り換えて、金沢・富山方面へ向かう方向けにはなってしまいますが、エスカレーターやエレベーターに近い号車もおすすめです。
敦賀駅での乗り換えエスカレーターやエレベーター(1階特急ホームから3階新幹線ホームへの移動)に近いのは、編成の中央付近である「5号車・6号車」あたりになります。
乗り換え時間が8分程度と短い場合や、大きな荷物を持っている場合は、この中央付近の号車を予約しておくことで、ホームでの移動距離を最小限に抑え、スムーズに新幹線へ乗り継ぐことが可能になります。
きっぷの購入方法と料金
特急「サンダーバード」のきっぷは、乗車券と指定席特急券の2つに分かれています。
一部区間では乗車券の代わりにICOCAなどの交通系ICカードの利用も可能です。
特急券はJRの駅にある「みどりの窓口」や「みどりの券売機」、そしてJR西日本のインターネット予約サイト「e5489」で購入することができます。
料金は乗車する距離によって異なるため、ご利用になる区間でお調べください。
お得に買うならe5489×J-WESTカード!

JR西日本の特急列車に乗車する際におすすめなのが、ネット予約「e5489」とJ-WESTカードを組み合わせることです。
e5489では、チケットレス特急券を利用することで通常より安い値段で特急券を購入することができます。
さらに、JR西日本が発行するJ-WESTカードを持っていれば最大5.5%のポイント還元だけでなく、会員専用のJ-WESTチケットレス特急券も利用できるようになり、より安く購入することも可能です。
また、スマホやパソコンからいつでも予約ができ、当日は窓口や券売機の列に並ぶ必要もありません。
長距離なら株主優待の活用も!
大阪から敦賀まで乗り通したり、新幹線を乗り継ぐような長距離移動の場合はJR西日本の株主優待鉄道割引券の活用もおすすめです。
引用 : JR西日本
この優待券を使うと、片道の運賃と指定席特急料金が半額になります。
金券ショップやYahoo!ショッピングなどで1枚4,000円〜5,000円前後で購入できるため、優待券を購入した方がトータルでかなりお得になる場合もあります。
さいごに
北陸新幹線の延伸に伴い、特急サンダーバードは「全車指定席化」と「敦賀乗り換え」という大きな変化を迎えました。
基本的な座席設備や配列は変わりませんが、コンセントなど車両ごとに細かな違いも多いので運用によって当たり外れのある特急です。
また、全席指定席となっているのでご自身に合った座席をなるべく早く予約しましょう!
ぜひe5489やJ-WESTカードを活用して、お得に特急券を手に入れてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。


