ホテルや公共交通機関のフリーWiFiは危険!?理由と対策を徹底解説

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こんにちは!のりたです!

いきなりですが、スマートフォン・タブレット・ノートPCなどでフリーWi-Fiを利用していますか?

実は、、情報漏えいの被害にあう危険性があります。

そのための対策として、最新のVPNやiCloudプライベートリレーなどが注目されています。

今回の記事では、フリーWi-Fi利用時の具体的な危険性から、実践的な対策手順までを体系的にまとめました。

この記事を読めば、安全にフリーWi-Fiを活用できる方法や、危険性を避けるための行動について理解を深めることができます!

フリーWi-Fiの危険性について十分に理解し、外出時の安全なインターネット環境を手に入れる方法を検討しましょう。

フリーWiFiとは?

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フリーWi-Fiは、無料でインターネットに接続できる公衆無線LANサービスとして、日本全国で提供されています。

飲食店・公共施設・交通機関で利用でき、スマートフォンの通信量を気にせずにインターネットを使用できるのがメリットです。

全国的に提供されている主なフリーWi-Fiサービスについて、以下の表にまとめました。

サービス名

提供者・概要

FREESPOT

FREESPOT協議会による全国規模のフリーWi-Fi

d Wi-Fi

ドコモによる全国規模のフリーWi-Fi

au Wi-Fi

auによる全国規模のフリーWi-Fi

FREE Wi-Fi PASSPORT

訪日外国人向けの多言語サポート付きWi-Fi

Japan Connected-free Wi-Fi

インバウンド対応の多言語フリーWi-Fi

00000JAPAN

災害時限定の緊急用Wi-Fi。安否確認や情報収集に活用可能な社会インフラ

フリーWiFiによる危険性4つ!

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フリーWi-Fiによる4つの危険性は、以下のとおりです。

  1. 通信内容の不正傍受
  2. 偽アクセスポイントの設置
  3. マルウェア感染の危険性
  4. 個人情報・クレジットカード情報の流出

それでは、フリーWi-Fiの利用にどのような危険性があるのかを理解して、トラブル回避に向けた対策を講じましょう。

1. 通信内容の不正傍受

暗号化されていないフリーWi-Fiでは、第三者による通信内容の不正傍受や盗み見が発生する危険性が指摘されています。

悪意のある第三者がネットワークに接続し、特殊なソフトウェアで通信内容を監視するという危険性があるためです。

暗号化されていないオープンなネットワークでは、メール内容・SNSの投稿・Webサイトの閲覧履歴などが露出してしまいます。

フリーWi-Fi利用時はVPNを活用し、アカウントやクレジットカードなどの重要な情報を保護する必要があります。

2. 偽アクセスポイントの設置

正規のWi-Fiに見せかけた偽アクセスポイントは、一般的なスマートフォンやPCで容易に作成できるため非常に危険です。

たとえば、悪意のある攻撃者は実在するWi-Fiのアクセスポイントと同一のSSIDを設定し、偽の認証画面に誘導します。

攻撃者は周波数・セキュリティ方式・IPアドレス・MACアドレスまでも偽装するため、真偽の判別はたいへん困難です。

偽アクセスポイントを経由した通信で情報が盗み見られ、クレジットカード情報や個人情報が流出する可能性が高まります。

3. マルウェア感染の危険性

フリーWi-Fiを経由したマルウェア感染は、個人情報の流出や端末のファイル改ざんなど深刻な被害をもたらす可能性があります。

暗号化が不十分なフリーWi-Fiでは、悪意のある第三者が特殊なソフトウェアを使用してマルウェアの配布が可能です。

そのため、安全性の低いフリーWi-Fiでは、さまざまな種類のマルウェアに感染するリスクが高まります。

マルウェアに感染すると動作が不安定になるだけでなく、第三者による遠隔操作を受けて個人情報が盗まれる危険性も発生します。

4. 個人情報・クレジットカード情報の流出

フリーWi-Fiでの通信では、クレジットカード番号や個人情報が第三者に容易に流出する危険性があるため注意が必要です。

たとえば、海外では4人に1人がフリーWi-Fiでハッキング被害にあっており、個人情報の流出被害が深刻化しています。

「個人情報を盗聴」「偽アクセスポイントからの情報漏えい」など、フリーWi-Fiには多くのリスクがつきまといます。

安全に利用するにはVPNの活用やHTTPS接続の確認、重要な個人情報の入力を控えるなど複数の対策を組み合わせましょう。

参考:Statista「Private data compromised through public Wi-Fi use U.S. 2023」

注意が必要なフリーWiFiとは?

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リスクが高く注意が必要なフリーWi-Fiの種類は、以下のとおりです。

  1. 暗号化していないWiFiスポット
  2. 偽装された不正なアクセスポイント
  3. 提供元不明の野良Wi-Fi

どのようなシーンで利用するフリーWi-Fiが危険なのかを知り、情報漏えいリスクを最小化しましょう。

1. 暗号化していないWi-Fiスポット

暗号化していないWi-Fiスポットは、通信内容が第三者に容易に傍受される可能性があるため、もっとも危険性が高いです。

暗号化していないWi-Fiスポットは、Wi-Fi一覧でネットワーク名の横に鍵マークが表示されないのが特徴です。

暗号化をしていないWi-Fiスポットの危険性を、以下の表にまとめました。

暗号化していないWi-Fiスポットのリスク

概要

個人情報の盗難

パスワードやクレジットカード情報などを盗み見られる可能性が高まる

通信内容の漏えい

メールやSNSの通信内容が漏えいする危険性あり

閲覧履歴の窃取

Webサイトの閲覧履歴が悪意のある第三者に窃取される可能性がある

2. 偽装された不正なアクセスポイント

正規のWi-Fiに見せかけた偽装された不正なアクセスポイントは、フリーWi-Fiのなかでももっとも深刻な脅威です。

正規のWi-FiのSSID名と同一または類似した名称を使用し、利用者を巧妙に誘い込む手口は「悪魔の双子」と呼ばれます。

一度接続した端末が自動で再接続され、偽装アクセスポイントに気づかず接続してしまう状況には注意が必要です。

3. 提供元不明の野良Wi-Fi

設置者や目的が不明確で提供元の不明な野良Wi-Fiは、フリーWi-Fiのなかでももっとも警戒を要します。

野良Wi-Fiはパスワード保護がなく、ネットワーク名には意味不明な英数字や個人名が使用されているのが特徴です。

野良Wi-Fiの多くは、個人情報を収集する目的で意図的に設置された悪意のあるアクセスポイントである可能性が高いです。

知名度のある企業や団体が提供している、信頼性の高いフリーWi-Fiであると確認してから接続するようにしましょう。

フリーWiFiからの情報漏えいを防ぐには?

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フリーWi-Fiからの情報漏えいを防ぐ対策は以下のとおりです。

  1. 正規のWi-Fiスポットを利用
  2. 自動接続設定の無効化
  3. VPNによる通信の暗号化
  4. iCloudプライベートリレーの活用

フリーWi-Fiを頻繁に利用するなら十分な対策を講じ、個人情報が漏えいするリスクを最小限に抑えましょう。

1. 正規のWiFiスポットを利用

正規のWi-Fiスポットを見分けるために、店舗や施設に掲示されているポスターでネットワーク名を確認しましょう。

大手コンビニ・カフェチェーン・公共交通機関など、運営元が明確なWi-Fiスポットを選択するのが非常に重要です。

施設名が入ったネットワーク名でもポスターなどの掲示がない場合は、なりすましの可能性があるため接続を避けましょう。

なお、「Japan Wi-Fi auto-connect」アプリを活用すると、信頼性の高い正規のWi-Fiにのみ接続できます。

2. 自動接続設定の無効化

フリーWi-Fiへの自動接続を無効化すると、意図しない通信による情報漏えいのリスクを大幅に低減できます。

スマートフォン別の自動接続の無効化設定について、以下の表にまとめました。

スマートフォンの種類

操作方法・設定手順

iPhone

設定アプリからWi-Fiを開き、ネットワーク名の右側にある「i」マークをタップして自動接続をオフにする

Android

設定から「ネットワークとインターネット」を開き、Wi-Fi設定画面でネットワークを選択して自動接続をオフにする

また、Wi-Fiを完全にオフにするとスマートフォンが周囲のネットワークを探さなくなるため、バッテリーの節約になります。

3. VPNによる通信の暗号化

VPNを利用すると、フリーWi-Fi利用時の通信内容が暗号化され、第三者からの盗聴や改ざんを防止できます。

日本語で仮想専用線とも訳されるVPN(Virtual Private Network )の大まかな仕組みは、以下のとおりです。

技術名

概要

暗号化

情報を暗号化し、受信者だけが解読可能な形式に変換

トンネリング技術

仮想専用線を作り、データを専用トンネルで送信

カプセル化技術

データを付加データで覆い、不正アクセスや情報漏えいを防止

認証システム

正規ユーザーのみがVPN接続を利用できる仕組みを提供

フリーWi-Fi経由でもVPNを使用すれば、ネットバンキングやビジネスメールなどの重要な通信も安全に行えます。

VPNを選ぶときは、暗号化方式・セキュリティ機能・運営会社の信頼性を確認し、安全性の高いサービスを選択しましょう。

4. iCloudプライベートリレーの活用

iCloudプライベートリレーはフリーWi-Fi利用時の通信内容を2段階で暗号化し、プライバシーを保護する機能です。

iCloudプライベートリレーとVPNの違いについては、「iCloudプライベートリレーとは?VPNと主な違いは?」を参考にしてください。

iCloudプライベートリレーは、iOS 15以降のiPhone・iPad・macOSを搭載したデバイスで利用が可能です。

設定アプリからApple IDを選択し、iCloudメニューのプライベートリレーをオンにするだけで設定が完了します。

フリーWi-Fiに代わる安全な通信手段とは?

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フリーWi-Fiに代わる安全な通信手段として有力な候補は、以下のとおりです

  1. モバイルルーター
  2. スマートフォンのテザリング機能
  3. キャリア提供の安全なWi-Fi
  4. OpenRoamingの国際ローミング

フリーWi-Fi以外の通信手段を活用し、セキュリティリスクを最小化して安全なインターネット環境を手に入れましょう。

1. モバイルルーター

モバイルルーターは、フリーWi-Fiと比較して高いセキュリティと安定した通信速度を実現する安全な通信手段です。

モバイルルーターは自分専用の回線を使用するため、通信内容の盗聴や個人情報の漏えいリスクを大幅に軽減できます。

セキュリティ以外でモバイルルーターを活用するメリットを、以下の表にまとめました。

 

メリット

概要

高速通信に対応

5G対応で下り最大3.9Gbpsの高速通信に対応している

長時間のバッテリー駆動

機種によって9時間~20時間と長時間の利用ができる

同時接続可能台数が多い

5台~16台程度を同時接続して使える

工事不要で手軽に利用開始

SIMカードを挿入するだけですぐ利用がはじめられる

2. スマートフォンのテザリング機能

スマートフォンのテザリング機能は、携帯電話回線を利用してほかのデバイスをインターネットに接続できる安全な通信手段です。

外出先でノートPC・タブレットなどをインターネットに接続するとき、フリーWi-Fiよりも高いセキュリティを確保できます。

スマートフォンのテザリング機能の接続方法を、以下の表にまとめました。

接続方法

特徴・メリット

Wi-Fi

複数の機器を同時に接続できる

USB

高速かつ安定した通信が可能で、充電も同時に行える

Bluetooth

バッテリー消費を抑えられ、1対1の通信でセキュリティが高い

なお、テザリング利用時はスマートフォンのバッテリー消費が早まり、データ通信量も増加するので注意しましょう。

3. キャリア提供の安全なWi-Fi

キャリア提供のWi-Fiは、高度な暗号化技術と認証システムを採用した安全性の高い通信サービスです。

キャリアが提供するWi-Fiサービスのメリットや特徴は、以下のとおりです。

サービス名

特徴・メリット

d Wi-Fi

dポイントクラブ会員なら無料で利用可能。全国の施設で高速通信ができる

au Wi-Fi SPOT

WPA2-PSK暗号化技術を採用。アプリ経由で高セキュリティ接続が可能

ソフトバンクWi-Fiスポット

専用アプリで設定後、エリア内で自動的に安全な接続が行える

キャリアWi-FiはEAP認証方式を採用しており、偽装アクセスポイントへの誤接続リスクを大幅に低減しています。

4. OpenRoamingの国際ローミング

OpenRoamingは、世界中のWi-Fiサービスをシームレスに利用できる国際ローミングとして急速に普及が進んでいます。

世界100か国以上で展開されており、300万か所を超えるWi-Fiスポットで利用可能な状況となっています。

世界的に普及しつつあるOpenRoamingの特徴について、以下の表にまとめました。

特徴

概要

自動接続

世界中のOpenRoaming対応Wi-Fiスポットで設定後自動接続可能

認証手続き不要

パスワード入力やキャプティブポータルでの認証手続きが不要

高セキュリティ

PasspointとIEEE802.1X認証で無線通信区間を暗号化

中立的な運営

Wireless Broadband Alliance(WBA)が運営し事業者に依存しない

インバウンド対応

海外で登録したIDを日本国内でも利用可能で訪日外国人向けに利便性が高い

利用には対応端末とプロバイダーの認証が必要ですが、一度認証されれば、以降はすべて自動化されます。

海外旅行や出張時にもシームレスで安全なWi-Fi接続をしたいなら、OpenRoamingの活用を検討しましょう。

情報漏えいを早期発見・対処する方法

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情報漏えいを早期発見・対処する方法は、以下のとおりです。

  1. 個人情報流出の定期確認
  2. パスワード変更と利用停止
  3. サポート窓口への連絡・相談
  4. 家族や知人への注意喚起

万が一、情報漏えいが発生した場合は、上記の対策を迅速に行って被害を最小限にとどめましょう。

1. 個人情報流出の定期確認

情報漏えいを早期発見するには、複数のモニタリングツールを組み合わせた定期確認が必要です。

個人情報の流出を定期的に確認する方法について、以下の表にまとめました。

方法

概要

Have I Been Pwned

メールアドレスを入力して過去の情報漏えいを確認可能

Mozilla Monitor

登録メールアドレスを監視し、漏えい発生時に通知を受け取れる

クレジットカード・銀行口座明細の確認

不正利用の兆候を早期発見するため毎月確認が必要

ダークWebモニタリングツール

闇サイトでの個人情報取引をリアルタイムで監視可能

オンラインサービスのログイン履歴を確認

定期的にログイン履歴をチェックし、不審なアクセスを確認する方法が有効

セキュリティソフトの監視機能

メールアドレス・クレジットカード番号・銀行口座番号など複数の重要情報を同時監視可能

情報漏えいが発覚した場合は、パスワードの変更やクレジットカードの停止など、迅速な対応で被害を最小限に抑えましょう。

2. パスワード変更と利用停止

不正アクセスが疑われる場合は、直ちにパスワードの変更と該当アカウントの一時停止を実施してください。

パスワードの変更とあわせて、二要素認証などの追加のセキュリティ対策を有効にするのも効果的な手段です。

パスワードを変更する場合は、ブラウザなどで自動生成される複雑なテキストに設定するのがおすすめです。

なお、アカウントの一時停止中も重要なデータは保持されるため、迷わずにスピーディーに対応しましょう。

3. サポート窓口への連絡・相談

情報漏えいの疑いがあると考えられる場合は、サポート窓口への迅速な連絡と相談が大切です。

銀行口座などのアカウントやパスワードが漏えいした場合は、流出した企業のサポート窓口にまずは相談しましょう。

情報漏えいなどのトラブルを相談できる公的なサポート窓口を、以下の表にまとめました。

窓口名

内容・対応時間

個人情報保護委員会

個人情報保護法相談ダイヤル

平日:9:30~17:30

03-6457-9849

個人情報保護委員会質問チャット

24時間対応で個人情報保護法の基本事項に回答

情報処理推進機構(IPA)

情報セキュリティ安心相談窓口

平日10:00~12:00 13:30~17:00

03-5978-7509

IPA J-CRAT

標的型サイバー攻撃特別相談窓口(24時間受付)

03-5978-7599

警察関連窓口

サイバー犯罪相談窓口(各都道府県の警察本部に設置)

問い合わせ時は、アカウント情報・購入履歴・発生している問題の具体的な内容などを漏れなく提供しましょう。

サポート窓口からの返信を待つ間も、パスワードの変更や該当アカウントの一時停止など可能な対策は実施してください。

4. 家族や知人への注意喚起

情報漏えいの被害を最小限に抑えるには、家族や知人に速やかに状況を伝え、適切な対応を促す必要があります。

たとえば、SNSアカウントが乗っ取られた場合は、不審なメッセージやURLが届いても反応しないよう注意を促しましょう。

また、個人情報の流出が疑われるケースでは、間接的に影響を受ける可能性のある人へ具体的な状況とリスクを説明してください。

情報漏えいの可能性に気がついたときは、速やかに関係者全員に状況を共有し、二次被害の防止に努めましょう。

フリーWi-Fiの危険性に関するよくある質問

フリーWi-Fiの危険性に関するよくある質問は、以下のとおりです。

  1. 病院・マンション・バスなどのフリーWi-Fiは大丈夫?
  2. ドトールコーヒー・マクド・ホテルなどのフリーWi-Fiは安全性が高い?
  3. フリーWi-Fiでしてはいけないことは?
  4. フリーWi-Fiの安全性チェックはどうやって行う?

 フリーWi-Fiの危険性についての疑問や不安を解消し、安全で快適なインターネット環境を手に入れましょう。

1. 病院・マンション・バスなどのフリーWi-Fiは大丈夫?

病院・マンション・バスなどの施設が提供するフリーWi-Fiは便利な反面、深刻なセキュリティリスクが存在します。

Wi-Fiの種類

リスク

病院のフリーWi-Fi

公共ネットワークのため、個人情報漏えいや通信傍受のリスクが高い

マンション共用Wi-Fi

回線共有により、情報の盗み見や不正アクセスの危険性がある

バスのフリーWi-Fi

接続が不安定になりやすく、回線が共有されているため通信内容を傍受される可能性がある

2. ドトールコーヒー・マクド・ホテルなどのフリーWi-Fiは安全性が高い?

ドトールコーヒー・マクドナルド・ホテルなどのフリーWi-Fiは便利ですが、安全性が高いとはいえません。

データの暗号化が不十分であり、通信内容が第三者に傍受される危険性が高いと指摘されているからです。

ドトールコーヒー・マクドナルド・ホテルのフリーWi-Fiのリスクについて、以下の表にまとめました。

Wi-Fiの利用場所

リスク

ドトールコーヒー

提供元のワイヤ・アンド・ワイヤレスによれば暗号化されておらず、個人情報やデータを盗み取られるリスクがある

マクドナルド

とくに危険性は報告されていない

ホテル

パスワード共有により、情報漏えいのリスクが存在する

参考:ワイヤ・アンド・ワイヤレス「無線LANのセキュリティは大丈夫ですか?」

3. フリーWi-Fiでしてはいけないことは?

フリーWi-Fiでは、以下の行為を絶対に避ける必要があります。

避けるべき行動

理由

パスワードなしのフリーWi-Fiへの接続

不特定多数がアクセス可能で、悪用される可能性が高い

暗号化していないアクセスポイントの利用

通信内容が第三者に盗み見られる危険性がある

重要情報の入力

ネットバンキングやクレジットカード情報の漏えいリスクがある

正体不明のWi-Fiへ接続

偽アクセスポイントの可能性があり、情報を盗まれる危険性がある

フリーWi-Fi利用時は重要な通信や機密性の高い情報のやり取りは避け、一般的なWebページの閲覧程度に留めましょう。

4. フリーWi-Fiの安全性チェックはどうやって行う?

フリーWi-Fiの安全性チェックは、主に3つの観点から実施できます。

安全確認の方法

詳細

鍵マークの確認

Wi-Fi一覧に鍵マークが表示されているネットワークは暗号化が有効

暗号化方式の確認

「WPA2」「WPA3」を使用し、古い規格である「WEP」「WPA」は避ける

接続時の認証画面の確認

URLが「https://」ではじまっているかどうかを確認。エラーメッセージが出た場合は接続を避ける

セキュリティで不安がある場合は、VPNやモバイルルーターなど通信セキュリティを保つ手段を検討しましょう。

さいごに

危険性の高いフリーWi-Fiに対策を講じて安全に活用しましょう。

スマートフォンなどで利用できるフリーWi-Fiは、飲食店や公共施設でインターネットに無料接続できる便利なサービスです。

しかし、通信内容の不正傍受や偽アクセスポイントの設置など、利用者に迫る脅威は深刻化の一途をたどっています。

暗号化なしのWi-Fiスポットや提供元不明の野良Wi-Fiでは、悪意ある第三者による情報搾取の危険性が潜んでいます。

セキュリティ対策として、「VPNやiCloudプライベートリレーの活用」「自動接続設定の無効化」「キャリア提供のWi-Fiへの切り替え」などが必要です。

外出先で安全にインターネットを利用するため、フリーWi-Fiのリスクの最小化と安全な接続方法を検討しましょう。